top of page

2日目は、亘理町にある、旅館をスタートし、岩沼市へ。 時間が限られているので、今日は行けるところまで行く予定で歩き始める。 先ずは亘理駅へ。

亘理駅

そして、私と友人で決めている、みちのく潮風トレイルを歩いた記念に駅でスタンプを押す。 その後、地図にある本来のコースに戻る予定だった。 分かっているようで、分かっていない・・・地図の読めない私達。 今回も道を間違え、時間をロスする・・・ その後もちょこちょこと道を間違えるのですが大きな時間のロスはなく、順調に進む。 田んぼ、オリーブ園、そして美味しそうに育っているりんご畑を見ながら、ひたすら歩く。 りんごがねぇ、本当に美味しそうなんだよね。陸前高田のりんご畑を思い出す。調べてみると、亘理町のりんごは90年を超える栽培の歴史があるんだって。 お取り寄せしてみようかなぁ。

そうこうしていると、亘理駅のお隣、逢隈駅に到着。 駅の側、地図にも書かれていた食事処に入る。 ちょうど駅前にある、カフェです。 お店一番のオススメのランチプレートを頂きました。 美味しかったです✨ 長居すると、歩く気がなくなるので、早々に出発。

今度は阿武隈川側にある、田沢磨崖仏(岩地蔵)を目指します。 川側にありました。鎌倉時代に作られたそうです。 そして、今夜宿泊予定のオーナーさんが、事前に見所だよーと教えてくださった「おおくま花畑」が見えてきました。 初めてのひまわり畑。畑の中を歩き、ひまわり達に見つめられると元気になりました。

その後は、阿武隈川沿いをひたすら歩きます。

川沿いの風景はどういうものかというと、工場だったり、田んぼだったり。 お天気も良く、気持ちが良かったです。

2日目は予定通り、亘理駅から岩沼市寺島地区にある日月堂まで。 日月堂は震災時に津波の被害があったところだそうです。(宿泊先のオーナーさんに教えて頂きました) 所要時間7時間強。距離にして20kmぐらい。

日月堂

日月堂から宿泊先までは、1日に朝と夕方に3本しか出ていない市民バスを利用。 東京と違って、こちらはほぼ自家用車が足となっているので、公共交通機関を利用して回るのは正直なところ、不便です ただ、そういう不便さも含めて、色々と事前に調べて旅を計画するのも楽しいものです。

2日目の宿泊先は、お財布に優しい民泊を利用しました!(一人2600円ほど) 普通のお家ですが、お風呂も綺麗で、心地よく過ごせました。 オーナーさんは親切で、事前のメールでのやりとりで、ちょくちょくみちのく潮風トレイルを虫食い状態で歩いているとのこと。コース上の見所や、食事場所など情報提供してくださいました。 この日の夕食は、土地ならではのものにはありつけず・・・ ご近所の焼き鳥と、コンビニのおつまみで、お部屋でビールを飲みながら最終日の打ち合わせと雑談。 その後は、早々に就寝。 友人曰く、その後、私たち以外に民泊を利用しようとゲストがいらしたそうですが、 全く気にならず熟睡していた私です・・・・。 続く


昨年の続きで、年に一度のみちのく潮風トレイルを友人と歩いてきました。 東日本大震災以降、6年程、岩手(陸前高田〜大船渡〜釜石)にはイベント主催で、何度も通っていました。 イベント活動を終えた昨年から、個人的に他の地域も自分の足で歩いて、現状を見てみたいという理由で、 一昨年は、八戸ルート(鮫駅〜種差海岸)、昨年は、相馬市ルート、新地町ルートを歩きました。

今年は、二泊三日で、山下町〜亘理〜岩沼〜閖上地区まで。山あり、川あり、街中あり、そして海ありと様々な風景を楽しみながら約50kmほど歩きます。

初日、まさかの私の朝寝坊で予定していたスタート時間が1時間遅れ。そして、あいにくのお天気で、スタート地点を変更。 JR常磐線の浜吉田駅をスタートし、四方山(しほうざん)を目指します。

浜吉田駅

登山口へ向かう途中、キラキラと光る稲たち。綺麗です。 そして、山に入ります。

この辺りは地元の方に愛されているルートだそう。 ところどころ、木々の間から東は太平洋沿岸部、西は蔵王連峰と素晴らしい景色が楽します。

さて、順調に歩いていたのですが、途中ポロポロと降り出した雨が本格的な雨になりました。 山道もかなり険しい場所もあり、気分も沈みがちになり…… とは言え、前に進まなければ、宿にも辿り着けません。 下山後、街に出た時は雨はあがりました。 ボロボロの状態で旅館になんとか到着。 旅館のご主人と、みちのく潮風トレイルの話になり、この辺りの山は深山がオススメと教えてくださいました。私の寝坊のせいで今回は行けませんでしたが、リベンジしたいと思います。 旅館での夕食の時間、付けっ放しのテレビから「今日は8年6ヶ月目の月命日」と流れ、行方不明者が2300名(はっきり数は覚えていなく、間違いがあるのでお許しください)と画面に。ニュースでは、宮城で行方不明者の捜索がされたと放映されていました。 もう8年半。まだ8年半。 色々と考えさせられた初日でした。 →つづく


みちのく潮風トレイルってご存知ですか? 環境省が整備中の福島県の相馬市松川浦環境公園を起点/終点→青森県の八戸にある蕪島まで全ては繋がってはいないのですが、沿岸部の豊かな自然を感じながら東北を歩いていこうというトレイルのコースがあります。 みちのく潮風トレイルとは? http://tohoku.env.go.jp/mct/ 東日本大震災以降、何度か岩手には通っていて、他の地域も自分の足で歩いて、現状を見てみたかったので、去年は、八戸ルートに。 今年は起点/終点である、相馬市ルート、お隣の新地町ルートを歩いてみようと、計画。 あいにくの台風の影響で一日遅らせ、一泊二日で歩けるところまで歩いてみようということで行ってきました。

お盆前ということもあり、ほとんど空席のない東北新幹線。 奇跡的に指定席が取れたのが東京駅6時発(おそらく始発)の臨時列車。それも、始めて東北新幹線の赤色の列車に乗車。 乗り鉄でも、撮り鉄でもありませんが、珍しい列車に乗れると嬉しいものですね♫ 仙台駅に到着後、乗換し、常磐線で新地町を目指します。

仙台駅構内のコンビニにて、店員さんオススメの仙台みそぱんを購入。新地町を目指す列車内にて食す。ほんのり味噌の塩っ気と、クリームチーズ、白あんの甘さが絶妙に絡みあっていて、美味しかったです。

仙台みそぱん

途中、車窓から『きっとこの辺りは津波の被害にあったところなんだろうな』と思われる景色や、災害公営住宅と思われる建物を見ることができました。

新地町に到着し、乗越精算をしようと対応していただいた駅員の方が、新地町のトレイルの整備に関わったそうで、暖かく私たちを見送ってくださいました。 新地駅は、海から600mほど離れたところにあり、震災当時、津波で駅は破壊し、線路は流され、停車していた列車はくの字に曲がったそうです。 写真は現在の新地駅と新地駅前。

新地駅前
現在の新地駅

駅を後にし、田園風景をみながら、ひたすら進む。 お天気もよく、のどかで、いい景色である。田んぼの脇の木に桜の木が。 ふくしま浜街道プロジェクトとは 国道6号及び常磐道・県市町村道沿線に桜並木をつくり今回の震災、原発事故のシンボルとして、末永く維持管理していくことにより、後世に語り継ぎたいと活動されているようです。この後も、桜プロジェクトを他の場所でも見たのですが、別の団体様のようです。

さて、歩き始めてからしばらくして、ルート上に記載されているお寺へ。しかし、次の目的地に行こうと地図を見ながら進むも、同じところに戻ってきてしまい・・・・ ここで、初めて気づく。お互い地図を読むのが苦手な私たち・・・・。 何度か迷いながらも、ようやく次の目的地に到着! が、お休みだったのか建物が開いていなく、隣の青少年ホームのベンチで休憩をとることに。 こちらのスタッフの方からスイカの差し入れをいただきました! 暑さに少し元気を奪われていたのですが、スイカのパワーで復活。本当にありがとうございました。 久々にアゲハチョウを見ました。他にも赤トンボやシオカラトンボ(と思われる)、小さなアマガエルも。子供の頃、農家をしていた祖父のところで過ごした日々を思い出しました。

新地町のマンホール。ヒラメかな。

その後、何度か道に迷いましたが、美味しい湧き水を飲んだり。 楽しみにしていた登山ルートに入るも、辛い上りがあり、さらに雨も降り始め、後少しで山頂というところで、辛くて一歩も足が出なく、くじけそうになりました。 とはいえ、前に進まないと今日のお宿にも辿り着けないので、だだこねながら、ようやく山頂へ。 お天気が良ければ新地町、相馬市が見られるのですが、突然の雨で、周りは霧で真っ白で何も見えませんでした。

脇泉 力水 右近清水と名水真弓清水 お味はというと真弓清水の方がまろやか

脇泉 力水 右近清水

やっときた鹿狼山登山コース

登山コースに入って早々に上り坂が続く

鹿狼山山頂 悪天候の為、真っ白ですが、晴れの時はここから新地町駅や相馬市の街並みを見ることができます。

鹿狼山の麓にある温泉宿泊施設 鹿狼の湯 台風で無ければ宿泊予定だった。残念。      

鹿狼の湯

麓の鹿狼の湯に昨日、キャンセルしたお詫びのご挨拶に伺い、小休憩。 この時、すでに16時過ぎ。この後のコースを省略し、駅までの最短距離を宿のご主人に教えていただき、出発。途中で道を間違えるも、雨が激しくなる中、何とか駒ケ嶺駅に到着し、隣駅の相馬駅まで電車で移動。 ホテルにチェックインし、相馬市の美味しい食べ物を求め、お店へ。 この日の徒歩での移動距離は20数キロm。新地町のオススメスポットを全て訪ねることができなかったことは残念でしたが、何とか相馬市にたどり着くことができました。 続く

bottom of page